アーカイブ

2010 年 9 月 のアーカイブ

彼岸花の咲く頃に

2010 年 9 月 25 日 tsudoi コメント 2 件

この歌を聴けば、あの頃を思い出す…

なんてことありますが、

この花を見れば、あの頃を思い出す…って花もいくつかあります。
higanbana2.jpg

彼岸花は幼少の頃に亡くなった祖母を思い出します。
というより私にとって祖母の記憶はそれだけです。

当時、『亀の甲羅に願い事を書くと叶う』という
亀さんにとっては非常に迷惑な噂が子どもたちの間でありました。

私は、20センチくらいの亀なら道端で遭遇するような田舎で育ちました。

早速お友達「のりちゃん」とペンを片手に亀さがし。

すると、
とてもとても大きな虹を発見!

ホンマにきれいやなぁ…と見とれながら
『あの虹が生えている根っこの所まで行ってみよう』
という私の提案にのりちゃんも大賛成。

なんともメルヘンな話でおバカな話。

歩けど歩けど虹の根っこは見つからず、
見つかるわけもなく、
ついに山の奥へ。

当然のことながら迷子で半泣きになりかけたその時に、

『わたし、良いモンもってきたんや』
のりちゃんは自信ありげに方位磁針をポケットから出しました。

私は方位磁針なんぞ知るわけもなく
あった所でこの山の中、何の役にも立たないのだが
それでもなんとなく勇気がわいてきて
方位磁針の指示のもとさらに山奥へ。(正しくは北へ北へ進んでいた)

すると、亀発見!

やったぁ~と飛び跳ね、方位磁針に感謝しつつ
のりちゃんは亀の甲羅に太いマジックで『てつぼう』と書きました。

逆上がりに憧れていた私たちの願いはこれで叶うと信じて・・・。

そして山中のチョロチョロ流れる小さな川に、
『てつぼう』と書かれた悲運な亀を放ちました。

もはや何の迷いもなく、絶大なる信頼を得た方位磁針の指示に従い、

さらに針の示すべく歩き進むと( つまり北へ北へひたすら北へ歩き進むと )
今度は毒々しい赤い花々が一面に咲き乱れているところに着きました。

私はその赤にすっかり魅了され、
これはきっとおばあちゃんが喜ぶはずと無我夢中で摘みました。
higanbana5.jpg

夕方近く、のりちゃんのお母さんが探しに来てくれて
私たちは無事生還しましたがすごく叱られたのは言うまでもありません。

後の話によると、
その山というのは、のりちゃん宅のすぐ裏で
私たちが裏山に行くところを近所の人に目撃されていて
のりちゃんのお母さんに電話してくださっていたとのこと。

帰宅するなり、洗濯していたおばあちゃんに駆け寄り
私は飛び切りの笑顔でその赤いお土産を差し出しました。

するとおばあちゃんは受け取るなり、私を睨みつけ
玄関の外に投げ捨てたのです。
「これはな、彼岸花っていうてな、家に持って帰ったら火事になるねんで!
  とにかく手を洗ってきなさい!!」

火事になるねんで・・・。
とても悲しかった。
捨てられたことも悲しかったが
火事になる花と知らずに持って帰った自分が悲しかった。

火事になったらどうしよう、私のせいだ。

どうかおうちが燃えませんように。

涙ながらに神様に祈った。
のりちゃんは「そんな花いらん」と持って帰らなかった。
のりちゃんはきっと知っていたのだ。

おばあちゃんは泣きじゃくる私に

「これはな、お彼岸のころに咲くから彼岸花って言う名前なんやで。
 きれいやけどな、茎にすごい毒があるんやで。
 そやさかいに子どもが触らんように、
 昔から火事になるし触ったらアカンって言うんや」

と教えてくれた。
毒がある花なんや・・・。

「火事はウソなん?、おばあちゃん」
「さぁ、わからん。でも捨てたし、もう大丈夫や」

「よかったぁ、そしたらおばあちゃん、
 亀の甲羅に願い事を書いたら叶うっていうのはホンマなん?」
「聞いたことないわ、ウソやと思うで」

「・・・・・・・・。  ・・・今日、亀に書いてん。」
「亀って、ばい菌いっぱいやで、手ぇ洗っといで。
 亀も彼岸花も、もう絶対さわったらアカンで、あほやなぁ」

・・・・おばあちゃんの記憶はこれだけ。
しかしこの日のことだけは鮮明に覚えています。

だから彼岸花を見ると「触ったらアカン」と体が記憶しています。

有毒なのにわりと身近に咲いているのは
ネズミや虫やモグラなどが田畑や墓地を荒らすのを防ぐため
その茎の毒を嫌って避けるようにと、
人手によって植えられものの名残とか。。

そんなこんなで
彼岸花=おばあちゃん。

虹の根っこ、亀の迷信、方位磁針、のりちゃん、そして私。
何ひとつ悩みもなかったあの頃。

なんにせよ、1番の被害者は
「てつぼう」と書かれた亀であることは間違いない。

                              

                       写真撮影:青木繁伸氏(群馬県前橋市)

カテゴリー: つどいの広場 タグ:

情けは人のためならず

2010 年 9 月 6 日 tsudoi コメントはありません

毎日、暑いですね。

昨日は京都で39・9度という記録が出ました。

人間、40度出たらフラフラですよー。

熱中症には本当に気をつけなければいけませんね。

ただでさえ汗っかきの子どもたち。特に水分補給はマメにしましょう。

さてさて、タイトルの「情けは人のためならず」ということわざ。

このことわざの意味は、
「情けを人にかけることは、それがめぐりめぐって、いつか自分にもよい報いが来る、 

 だから人には親切にせよ」ということである。

( ・・・しかし最近このことわざの意味を逆に解釈して

  「他人に情けをかけるとその人を甘やかすことになるのでよくない」

  という意味だと思っている方も多いようですね)

ほっこりに遊びに来てくださるお母さん方は(特に男の子は)

「ここに来るまでに踏み切りが2つあって、

そこで電車が通過するのを3~4回見てからでないと来れないんです」

という声をたくさん聞きます。

 そうそう! 男の子って本当に電車が好きですよねー。

我が家にも男の子が2人いますのでよくわかります。

数年前、まだ長男が2歳くらいの時の話ですが、

毎日の子ども達のお散歩コースで、
駅の近くで電車を見るということがお決まりなんですが、
そのまま電車に乗ってしまうことも多々ありました。

とりあえず1駅乗って、帰りは1駅分歩いて帰るなんてしょっちゅうです。

たまに2,3駅乗って降りてみますと、見慣れない風景の場所なので
いつもと違った散歩コースを楽しんで、また電車に乗って帰ります。

たった1駅2駅でも、電車のお散歩は楽しいです。
子ども達も楽しい様子ですけれど、私も良い気分転換になりました。

でも当時は年子で1歳の娘も一緒に連れていたので、

チビさん2人連れて電車に乗るのは、本当に大変なことでした。

ベビーカーに妹ちゃんを乗せ、片手で押し
もう片手はお兄ちゃんと手をつないでいます。
ホームは電車が近くで見られるので子ども達は喜びますが
危険いっぱいです。

おまけに駅にエレベーターがないところもたくさんあります。

「エレベーターないとき1人で子ども2人とベビーカーをどうやって運んでいたの?」とよく聞かれます。

私はね、ある日、決めたんです。

『世間の皆様に、おもいっきりお世話になろう!』と決めたんです。

電車に乗るときにホームと電車との間があいていたら
「すいませんがベビーカーの前を持っていただいて良いですか」と近くの方に言ってみよう。
すると、「大変やねぇ、よいしょ」と手伝ってくださる方がほとんどです。

エレベーターがなければ近くの人に
「すいませんが駅員さんを呼んできていただけますか?」とお願いしてみよう。

すると駅員さんが来てくださり
「階段しかないと不便でごめんね、いつでも手伝うし言うてね」と言ってくださいます。

なかには「駅員さん呼びに行ってもよいけど、僕で良ければ運びますよ」と
手伝ってくださる親切な方もいます。

こちらからお願いする前に手を貸してくださる優しい方もたくさんおられます。

それまでの私はどうしていたかと言いますと
階段しかないホームでは非常に危険なことをしていました。

片手で子どもを抱っこして、
片手でベビーカーをたたんで持ち
オムツやら着替えやら入った大きなカバンを肩にかけ
お兄ちゃんは手をつないであげられないので、私の服の端っこを持たせながら、
よいしょよいしょと一緒にゆっくり階段を登り下りしていました。

万が一、お兄ちゃんが私の服を強く引っ張って、
私が転んでしまったら大惨事なので
お兄ちゃんに「ゆっくりね、いっち、にぃ、いっち、にぃ」と声をかけつつ、

私いつからこんなに力持ちになったのかしら、と思っていました。

もっと危険なことをしていたこともありました。

お兄ちゃんに「ここを絶対に動いちゃダメよ」と階段の上で言い聞かせ待たせ
ベビーカーと妹ちゃんと荷物を先に階段の下までおろし
ベビーカーと妹ちゃんと荷物を置いたまま
ダッシュで階段をかけ上がり、待たせていたお兄ちゃんと一緒に階段を降りる。

上で待たせているお兄ちゃんも、下で待たせている妹ちゃんも
本当に何かあってからじゃ遅い危険極まりない状態。

「なにかあってからじゃ、遅い」

ハッと自分の中で気づきました。

「一人でがんばらないでおこう」
そう考えるようになりました。

そして自ら助けをお願いする勇気と
心底から感謝する気持ちが沸いてきたのです。

だから電車の旅(1駅か2駅のことなんですが)は
人の温かさにも触れることが出来る心地よい散歩となりました。

子ども達も慣れてきて、私と同じように
「ありがとうございました」と見ず知らずのお世話になった方に言うようになりました。

毎日、そうやって電車以外でも、
2人のチビちゃんたちを連れてお散歩して、エレベーターに限らず、
助けが必要なときは勇気を出してまわりの人に「すみませんが・・」とお願いします。
世の中、親切な方って本当に多いですね。
皆さん、優しいです。

世知辛い世の中なんて言いますが
私はまわりの方々の温かいお気持ちを頂いて生活しています。

・・・ありがとうございます。
本当にありがとうございます。助かります。

何度も言いました。本当に感謝しています。

そのときにいつも心の中で何度も思うことは

「アナタのおかげで、今も私は子ども達と安全に楽しく過ごせました。

 今の私にはアナタにお礼を言う以外は何も出来ません。

 今の私には自分のことと自分の子どものことでいっぱいいっぱいです。 
 
 でもいつか、私がお手伝いが出来るようになったら

 必ずこのご恩はお返しいたします。

 ご恩をお返しできる相手はアナタではないかもしれません。
 
 でも、そのときにお手伝いが必要な方に、私ができる限りのことはやります。

 今はお礼を言うことしかできませんが

 いつかこのご恩を次に必要としている方にお返しします」

今日、ご親切にしてくださったアナタのその優しさは、

めぐりめぐって私じゃない誰かから返ってくると思います。

情けは人のためならず。

私は今日頂いた優しさをめぐりめぐって誰かに捧げます。

そう思っています。

だから、今、1人でがんばっているお母さん、

小さなことでも、思い切って周りの方に助けを求めてくださいね。

カテゴリー: つどいの広場 タグ:

ほっこり夏祭り☆

2010 年 9 月 4 日 tsudoi コメントはありません

 

sun8月29日お天気にも恵まれ、稲荷の家ほっこりで夏祭りを開催しましたsign03

shineボーリング・ヨーヨー釣り・すいか割り・バルーン・おかしのつかみどりshine

高齢者の方々、小さい赤ちゃんから幼稚園・保育園のおにいちゃんおねえちゃん
日曜開催だったのでお父さん方も来てくださり、学生ボランティアさんのご協力もあって
賑やかな夏祭りとなりましたconfidentheart04

ステキな写真がいっぱいですのでぜひsign03ごらんくださいhappy02camera

《ボーリング》
ガーターなしのカラフルなレーンは大人気sign03
みなさん真剣な顔つきで狙いを定めていらっしゃいましたconfident

 

なつまつり ボーリング

  なつまつり ボーリング 2

《ヨーヨー釣り》
ビニールタイプの動物ヨーヨーと、昔ながらの風船タイプのヨーヨーを用意しましたconfident
子ども達は動物ヨーヨーを、高齢者の方々は風船タイプをえらばれるかなぁと
思っていましたが、いざ始まってみると高齢者の方々が動物ヨーヨーを選ばれていたり
子ども達が風船ヨーヨーを選んでいたりと予想外な出来事でしたsmilenote

なつまつり ヨーヨーつり 2  なつまつり ヨーヨーつり 1

《バルーン》
バルーンアートご存知ですかsign02
細長く膨らませた風船で、動物やお花、いろんな形を作ることができるんですnote
こちらは学生ボランティアさんが作ってくださいましたnote
リクエストに応えてたくさんのバルーンができあがり
1番人気はお花でしたheartheart 

なつまつり バルーン 1 なつまつり じゅんび

《すいか割り》
高齢者の方々が1番盛り上がられていたコーナーですsign03
目隠しはなしで行う予定だったのですが、段々盛り上がっていくにつれて、
目隠しが登場し、職員やご家族の方の「もっと右sign03sign03ストップで~すsign03」といった声も
聞こえてきて、大盛り上がりでしたnote
棒にピコピコハンマーをつけていたので
当たった瞬間に『ぴょこん♪』と音がなって、目隠ししていても当たった感触もわかりやすかったのではないでしょうかsign02
叩いていただいたのはすいか柄のビーチボールだったのですが、
楽しんでいただいた後、本物のすいかを召し上がっていただきましたconfidentshine

なつまつり すいかわり 2 なつまつり すいかわり 1

《おかしのつかみどり》
こちらは子ども達に大人気sign03sign03
たくさんのお菓子を前にジーッと見つめてほしいお菓子を探している子ども達の姿は
とてもかわいかったですconfident

なつまつり おかしつかみ 
みんなで盆踊りも楽しみましたshineshine
アンパンマン音頭に炭坑節note
夏を感じられますよねconfident
なつまつり おどり

最後に、来てくださった記念におみやげも用意しましたsign03
高齢者の方々には手作りうちわを、子ども達には手作りマグネットをプレゼントpresent

実はこれは1階の高齢者の方々や学生ボランティアさんにご協力いただき作成したものです。

花火柄のうちわ、どれも本当にステキな作品に仕上がりました。

そして紙粘土で型抜きして色を塗った動物のマグネットもとても可愛く出来ました。

        なつまつり うちわ作り

なつまつり おみやげ 1なつまつり おみやげ うちわ
すてきなおみやげをお渡しできよかったですconfident
子ども達の笑顔を見られて高齢者の方々も嬉しそうにされていましたconfident

暑い中来てくださった皆様ありがとうございましたsign03
来られなかった方も来年はぜひsign03
 

 

また楽しいイベントをしたいですねnotenote

カテゴリー: つどいの広場 タグ: